補聴器は雑音ばかり?うるさくて使えない?皆様の疑問にお応えします
・「補聴器は雑音ばっかりで聞こえない」
・「補聴器を着けるとうるさくて長時間つけられない」
補聴器を検討し始めた方は、お知り合いの補聴器ユーザーやインターネット検索などでこのような事を聞いたことがあるかもしれません。
快適に聞こえるはずの補聴器が、着ける人によって何故「うるさい、不快」といった印象を持たれてしまうのでしょうか?
今回はそんな補聴器の疑問にお応えいたします!
目次
補聴器を着けて雑音が気になる原因
①調整がうまくできていない
補聴器は、基本的に調整が可能です。
屋外でのザワザワした騒音や、扉を閉める際の「バタン!」といった衝撃音など、補聴器の調整によって耳への負担を和らげることができます。
(衝撃音抑制機能の一部:GMリサウンドHPより引用)
②聞こえにくい状態に慣れ過ぎている
補聴器を使い始めの頃や、持っていてもほとんど使用されいていない場合、
「(聞こえにくい)静かな生活環境」の方がどうしても楽に感じてしまいがちです。
しかし聞こえにくい状態のままですと、人の声やテレビなども当然正確に聞き取る事が難しいままです。
補聴器を着けている人が「この程度の音量だと不快でない」状態に調整し、少しずつ「正しく聞こえる感覚」へ戻っていけるように繰り返し調整することが大切です。
補聴器がうるさいと感じる原因
①補聴器の出力が高すぎる
補聴器の音がうるさいと感じた場合、補聴器の出力が高すぎる場合があります。
たとえ聴力に合わせて調整されていたとしても、不快に感じたり「聞こえすぎる」感覚を覚えることもあります。
その際は補聴器を再調整することで「自分にとって丁度良い」音量で聞く事ができます。
②耳が大きな音や衝撃音に過敏になっている
感音難聴の場合、音を大きくしていくと、ある大きさまでは全く聞こえないのですが、いったん聞こえるようになると急激に大きく聞こえます。小さい音、ちょうど良い音、うるさい音の範囲が狭いのです
(八重洲出版:よくわかる補聴器選び2022年度版より引用)
大きな音が聞こえに不自由ない人よりも不快に感じやすくなることは、難聴者に割とみられることです。
補聴器には「大きな音はあまり増幅せず、小さな音は良く聞こえるように増幅する」ノンリニア増幅という調整機能があります。
これらの機能を活用する事で、敏感に反応しやすい音を抑える事ができます。
まずは調整してみましょう
①繰り返し調整する事で改善する場合があります
他店で購入された補聴器の調整を承る時に多く耳にするのが
「買った時に一度調整したっきりで後はお店に行っていない」という事です。
一回の調整でお客様の耳に対して完璧な音質に仕上げる事は、私も含め多くの調整者は不可能だと思います。
なぜなら、耳は音に慣れる性質があり、使い込んでいく事で快適と感じる音量が変化するからです。
前述のとおり、補聴器は「繰り返し調整する」事でより快適な音質になります。
②たくさんお話するほど調整が正確になります
補聴器調整の際に、たくさんお悩みをお聞かせください。
その一つ一つが補聴器調整にとっては全て大切な情報です。
「お客様とたくさんおしゃべりして、隠れたお悩みを引き出す事」も、補聴器の技能者に求められるスキルといえます。
まとめ
いかがでしたか?
補聴器を、初見の第一印象で決めつけてしまう事は大変もったいないことだと思います。
これから補聴器を検討される方も、既に補聴器をお持ちの方も、気になっているお悩みをお気軽にお聞かせください。
お一人お一人異なるお悩みにそれぞれ最適な解決方法を詳しくご説明いたします。
お問い合わせ・来店のご予約はお近くの店舗までお電話を
補聴器をご検討の方・補聴器でお悩みの方、どうぞ安心してお任せください。
当店では他店様でご購入の補聴器も喜んで調整・クリーニングを承ります。
また当店はご予約のお客さまを優先させていただいております。
お待たせしないために、ご来店の前にご都合の良い日時のご予約をお勧めいたします。