補聴器をつけることにデメリットはあるの?補聴器のプロが徹底解説!
「補聴器つけるのは抵抗あるな」
「補聴器のせいで耳が悪くなったらどうしよう」
「つけるメリットとデメリットが知りたい」
そう思っている方はきっと多いですよね。
今回は補聴器業界一筋10年の私が補聴器のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
目次
補聴器にデメリットはあるの?
聴力が悪化するなどのデメリットはありません
自分の聞こえに調整された補聴器であれば、補聴器をつけて耳が悪くなるということはありません。多くの方が心配される懸念の一つですが、実際につけて聴力低下が起こるとすれば、
- 加齢による聴力低下
- 突発性難聴などの病気
が原因になり得ますがこれらは補聴器に起因するものではありません。
また、補聴器に慣れてくると外した時に静かに感じ「悪くなった」と思い込んでしまう場合もありますが、聴力が悪くなっているわけではないのでご安心ください。
つけ始めてからは慣れが必要
初めて補聴器をつける場合は音に慣れるまで、そして言葉が聞き取れるようになっていくまで時間がかかります。早い方で1ヵ月、時間がかかる方で2~3か月程度(当社データ)かかります。
勉強、スポーツ、趣味など何事もそうですが、下積み期間なく上手くいくことはありません。
専門スタッフがお手伝いするので難しいことはほとんどありませんが、すぐに結果を期待しないように注意しましょう。
他の音響機器と比べると高価である
気になるのはやはり価格ですよね。補聴器は集音器とは違い、管理医療機器です。通販などで販売されている集音器は数千円から数万円ですが、補聴器は数万円から数十万円まで幅広く機種があり決して「安価」とは言えません。
最初の初期投資としてまとまった金額が必要になります。
補聴器はメリットがたくさんあります
テレビのボリュームが下がる
当たり前ですが、補聴器をつけると聞こえにくい音が聞こえるようになります。
今まで大きくしないと聞こえなかったテレビがボリュームを小さくしても聞こえるようになります。
会話に入って楽しくお話ができる
難聴になってしまうとどうしても会話に入りづらく孤立してしまう傾向があります。
また、相手から「聞こえない人」と思われてしまうと、
「ご飯よ」
「出かけるよ」
などの必要最低限の会話しかしなくなってしまいます。
しかし、本当の楽しさとは何気ない冗談を言ったり、思い出話で盛り上がったり、楽しくお話することですよね。
補聴器はそれを叶えてくれる存在です。
車や自転車の音が聞こえる方が安全
聞こえない状態で外出する姿を想像してみて下さい。外には色んな音が存在しています。
もし車や自転車の近づいてくる音が聞こえなかったら危ないですよね。
補聴器をつけるとそういった危険察知ができるようにもなるのです。
言葉の認知機能の維持に繋がる
聞こえない状態をそのままにしておくと言葉の認知機能の低下につながってしまいます。
使わないと筋力が落ちる筋肉と似ていて、耳も聞こえない期間が長くなると音とは別に言葉を認識する機能が低下してしまう傾向があります。
言葉を認識する力が著しく低下してしまうと、音が大きく聞こえても言葉の聞き取りが難しくなってしまうのです。
この場合は、治療で治すというのも難しく、この状態を理解してうまく付き合っていくしかありません。
この状態を防ぐためには補聴器をつけることが最も有効な手段になります。(完全予防を約束するものではありません)
結輪:慣れるのに時間がかかるのと費用以外のデメリットはなし!補聴器はなるべく早く着けましょう!
前述したように調整された補聴器であれば、補聴器をつけることで聴力が悪くなることはありません。
もちろん高価なものですし、慣れるまでに少し時間がかかる場合もありますが、
つけることで得られるメリットはたくさんあります。
- テレビのボリュームが下がる
- 会話に入って楽しくお話ができる
- 車や自転車の近づく音が聞こえる
- 言葉の認知機能の低下を防ぐことに繋がる
これらを考えると補聴器はなるべく早くからつけるのが望ましいです。
ヒヤリングアートでは早くから補聴器を始めて効果的だったお客様がたくさんいらっしゃいます。ご相談だけでも喜んで承りますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
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