特定の人の声が聞こえない?原因と対処法を徹底解説!
普段は聞き取りに苦労しないけれども、特定の人の声が聞き取りにくい。
そんなご経験はありませんか?
今回のブログではその原因と対策について解説してまいります。
それではまいりましょう!
目次
男性の声、女性の声どちらかが聞こえにくい
声は声帯を震わせ、その振動が声道を通して共振することで出ますが、男性と女性の声帯の長さは違います。
男性の方が声帯が長く、それによって声の周波数は低くなります。
成人男性の基本周波数(人間が感じる音の高さと関係する)の平均値は125Hz、女性は男性の約2倍であることがわかっています。(日本音響学会Q&Aより)
つまり言うまでもなく男性の声は低く、女性の声は高い特徴があります。
しかし基本的に声は複合音と呼ばれる色んな高さの音の集合であり、男性の声が聞こえにくい=低音の聴力低下、女性の声が聞こえにくい=高音の聴力低下とは一概には言えません。
ただ、少なからずどこかの周波数帯が聴力低下している可能性は高いため、まずは聴力測定をすることをおすすめします。
特定の人の声が聞き取りにくい原因
聴力の低下が原因
特定の人の声が聞き取りにくい場合でも、他の方は聞き取れている場合であれば聴力の低下が原因の可能性があります。
はっきりとした話し方をする人であれば軽度難聴であっても聞き取りやすい場合はありますが、
小さな声など健聴者(聴力が正常な方)が何とか聞き取れるような声は当然聞き取りにくくなります。
年齢とともに早口を聞き取るのは難しくなる
少し専門的な話になりますが、早口の聞き取りには時間分解能が関係しています。
時間分解能とは、音の情報を時間的な流れで理解する能力です。
この能力が低下すると会話のスピードに言葉の理解が追い付かなくなります。
そしてこの力は年齢とともに低下していく傾向にあり、徐々に早口は聞き取りにくくなります。
下記のブログに早口が聞き取りにくい理由を詳しくまとめてあります。
ぼそぼそした話し方や活舌が原因で聞き取りにくい
この場合は話し手が原因の場合が多く、誰が聞いても聞き取りにくい場合が多いです。
当然、難聴を患っている場合は健聴者よりもさらに聞き取りにくくなるのは言うまでもありません。
特定の人の声が聞き取りにくい時はどうすれば良い?
補聴器を装用する
聴力の低下が原因で小さな声の人が聞き取りにくい場合は、補聴器を装用することで改善が期待できます。
補聴器は一人ひとりの聞こえに合わせた調整が可能で、
装用者にとって必要な音を不快にならない音量で、大きく聞こえるようにすることができます。
早口に関しては、先に述べた時間分解能を補う効果が補聴器にはわずかにありますが、
それでも完全に聞き取ることは難しいでしょう。
補聴器用品を活用する
補聴器装用者の場合、ワイヤレスアクセサリーを活用すると、聞こえのサポートになります。
テレビの場合はテレビの音を直接補聴器から聞こえるようにできるテレビコネクター(※メーカーにより名称は異なります)
小型マイクを話し手に着けてもらうと、それが直接補聴器から聞こえるという機器もあります。
これらの機器を使うと、声が直接補聴器から聞こえるため、使わない時と比べると改善が見込めます。※効果は個人差があります。
詳しくは専門スタッフまでお問い合わせください。
周囲の人にゆっくり話しかけてもらう
早口やボソボソ声で話されると聞き取りにくくなるので、
ゆっくり、はっきり言い直してもらうことで当然聞きやすくなります。
難聴を患っている方は周囲の方の理解と協力がとても大切です。
もし周囲に難聴の方がいる場合はゆっくりはっきりお話するとコミュニケーションが円滑になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
特定の人の声が聞こえにくいことは誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか?
話し手が原因の場合は仕方がない場合もありますが、
聴力の低下などが原因の場合は補聴器の装用で改善が見込めます。
ヒヤリングアートでは一人ひとりの聞こえ方や生活環境に合わせて補聴器をご提案する専門店です。
今まで聞き取りにくかった人の声が聞こえるようになると、きっと会話がより楽します。
快適な補聴器で生活をもっと豊かにしましょう!
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