補聴器の値段の相場っていくらなの?
「補聴器に興味があるけど、高価と聞くし不安。」と考えておられる方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなお悩みの方に補聴器の値段や相場についてご説明いたします。
目次
補聴器の値段について
まず補聴器の値段ですが「本体価格」に加えて、アフターサービスや調整等の「技術料」も含まれております。
今の補聴器は耳の中に入れる耳あな型か、耳の上にかける耳かけ型が主流(割合にして97%)です。
この2つは形状は違いますが、値段の差はそこまでありません。
補聴器の値段の違いとは
高価格の補聴器は会話をサポートする機能が多数搭載されております。
たとえば、会話相手の声を聞き取りやすくしたまま、周囲の音は不快でない程度まで下げてくれる。等、使う方の環境や嗜好に合わせて自動で調整するというのもその一つです。
その方の聴力に更に細かく合わせる事が出来るようになる為、会話が自然に聞き取りやすくなるというのも魅力です。
ただ、確かに高価格の補聴器は便利な機能が多数搭載されておりますが、やれる事が多い分しっかりと調整されていないと性能が発揮されません。
補聴器の性能も日々上がってきており、低価格帯でも十分お役に立つものも増えてきておりますので、補聴器の専門家によく相談してみてください。
補聴器ごとの特徴と価格相場を紹介
それぞれの形状の特徴と相場をご紹介いたします
耳あな型補聴器
耳あな型は耳のくぼみ、あるいは耳の中に入れて使う補聴器です。
補聴器の中ではもっとも小さいタイプですので、何より目立たない
というのが特徴ですね。
耳あな型補聴器のメリット・デメリット
自然な耳の位置で音を聞けるので、音の方向感などの耳本来の機能を最大限利用できます。
耳の中に収まるため眼鏡やマスクの邪魔にはなりませんし、目立ちにくく、体を動かしても落ちたり外れたりもしません。汗が補聴器に入りにくいのもメリットです。
逆に耳の中に収まる関係上、耳あかが柔らかい方は故障のリスクが高まるのがデメリットになります。
聴力によってはハウリングも起きやすくなり、対応できない場合があります。
耳あな型補聴器をおすすめしたい人
補聴器が目立つのが気になる人・眼鏡やマスクを頻繁につけ外しされる人・スポーツをされる人・汗をかく事が多い人にはおすすめの形状と言えるでしょう。
耳あな型補聴器の相場
・基本価格帯・・・ 9万円~10万円
・普及価格帯・・・ 11万円~19万円
・高価格帯・・・ 20万円~29万円
・プレミアム価格帯・・・30万円以上
こちらは片耳分の金額になっております。
あくまで目安であり、メーカーによっても変わってきます。
耳かけ型補聴器
耳かけ型は耳の上にかけて使う補聴器です。
様々なデザインのものや、小型なものもあり、バリエーションが豊富です。
耳かけ型補聴器のメリット・デメリット
マイクとスピーカーの位置が離れている為ハウリングが起きにくく、種類がバラエティに富んでいて幅広い聴力に対応できるのがメリットです。
補聴器内部のスペースに余裕がある為、高価格帯は色々な便利機能が付いている事が多いです。
耳の上にかけて使いますので、どうしても汗やホコリ等の侵入による故障のリスクがあります。
同じ理由で、髪などの擦る音や風切り音が入りやすいですし、眼鏡やマスクを着けるときに引っ掛かりやすいのもデメリットになります。
耳かけ型補聴器をおすすめしたい人
難聴が高度から重度の人・多様な機能が付いた補聴器が欲しい人・手頃な価格の補聴器が欲しい人におすすめです。
耳かけ型補聴器の相場
・基本価格帯・・・ 7万円~ 9万円
・普及価格帯・・・ 10万円~19万円
・高価格帯・・・ 20万円~29万円
・プレミアム価格帯・・・30万円以上
こちらも片耳分の金額になっており、メーカーによっても変わってきます。
耳あな型と比べて、基本価格帯こそ違いはありますが、普及価格帯より先はあまり違いはございません。
ポケット型補聴器
ポケット型は本体をポケットに入れて使うところからそう呼ばれています。
「箱型補聴器」とも呼ばれており、首からひもでぶら下げて使うタイプもあります。
ポケット型補聴器のメリット・デメリット
本体が大きくて、操作がしやすいです。
電池も単3もしくは単4電池を使用する為、電池寿命が長く、補聴器自体の価格もお手頃なのがメリットです。
本体が大きいのでコードが邪魔になりやすく、ポケットに入れると衣擦れ音が入ってしまう為、活動的な人には使いにくいです。
値段もお手頃なのですが、会話に便利な機能はあまり搭載されていないのがデメリットになります。
ポケット型補聴器をおすすめしたい人
外で活動することが少ない人・とにかく簡単に補聴器を使いたい人・重度難聴の人におすすめです。
ポケット型補聴器の相場
・基本価格帯・・・ 3万円~ 4万円
・普及価格帯・・・ 5万円~ 8万円
・高価格帯 ・・・ 9万円以上
ポケット型補聴器は色々な機能がそこまで搭載されておりませんので
耳あな型・耳かけ型と比べて、価格帯にあまり差はございません。
まとめ
補聴器の価格はご自身の聞こえや普段の生活での会話に、どれだけの価値を感じるかによって変わってきます。
ただ、補聴器は毎日使うものですので、値段を抑えて我慢しながら使うよりも、性能の良い補聴器を使う方が良い事もあります。
むやみに高価な補聴器を選択する必要はありませんが、生活の質に関わってきますので、じっくり検討して納得のいくものを購入してください。
ヒヤリングアートでは上記全ての補聴器をお試しいただけます。
しっかりと補聴器を使ってみたい。という方がいらっしゃいましたら
ぜひ一度ご相談くださいませ。
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補聴器をご検討の方・補聴器でお悩みの方、どうぞ安心してお任せください。
当店では他店様でご購入の補聴器も喜んで調整・クリーニングを承ります。
また当店はご予約のお客さまを優先させていただいております。
お待たせしないために、ご来店の前にご都合の良い日時のご予約をお勧めいたします。