補聴器から音が出ない!?故障かも!?その時はどうすればいいの?
(2023年7月21日内容加筆)
こちらの記事では、補聴器から急に音が出なくなったり弱まったりした時の対処法をお伝えしたいと思います。
現在補聴器を愛用中の皆様、そんなご経験はございますか?
今回はその原因と対処法についてお話いたします。
目次
補聴器の音が出ない原因は?
補聴器から音が聞こえない原因はいくつかあります。
要因は様々ですが、考えられることをひとつずつ見ていきましょう。
電池が切れたままになっている
まず最初は電池切れが原因の場合です。
電池切れに気づかなかったり、新しい電池に交換したつもりが、誤って使い終わった電池を入れてしまった場合です。
その場合はもちろん、新しい電池に交換をすれば音が出ます。
汚れによる出力低下
次に汚れが原因の場合です。
実は、突然聞こえにくくなった時の原因で一番多いのがこの状態です。
補聴器の音の出口が耳垢で塞がってしまうと、汚れが蓋になり聞こえなくなったり音が弱くなったりしてしまいます。
また、音の入口も手の汚れや液体によって、音が弱くなる場合もあります。
結露・湿気による出力低下
夏場は湿気・秋口~春先は朝晩の寒暖差によって、補聴器内部やチューブ内に結露が生じます。
これが原因で音が弱まることがあります。
故障している
上記のどれにも当てはまらない場合、故障が考えられます。
マイク・アンプ・レシーバーなどの部品交換が必要になりますので、補聴器を7〜10日間ほど預からせて頂き、メーカー修理となります。
※補聴器の構造 (ワイデックスがお届けする難聴と補聴器の総合サイト「みみから。」より)
お預かり期間中の代替機が必要な場合はお申し付けくださいませ。
補聴器の音が出ないときの対処法
では次に、音が出なくなった時の対処法をお話いたします。
音が出なくなったもしくは音が小さく聞こえる場合はその原因によって対処法も異なりますので、こちらもひとつずつ見ていきます。
汚れが原因の場合
汚れが原因で音が出ない時は汚れを除去することです。(単純ですね(笑))
その方法はブラッシングと部品交換です。
汚れている音の出口をブラッシングする
補聴器の汚れが一番溜まりやすいのは音の出口、つまり先端部分です。
その部分をしっかりと歯ブラシ等でブラッシングすることで、汚れが取れて音が出るようになります。
しかし、あまり溜まり過ぎた状態でブラッシングを行っても汚れが固まってしまい、汚れが取れず効果がない場合もありますので注意してください。
耳垢防止フィルターを交換する
汚れが固まりブラッシングでも取れない場合は先端についているフィルターを交換してください。
交換方法については池田補聴器専門店のこちらの記事をご参考くださいませ。
お家で出来る補聴器のお手入れ~耳垢防止フィルターの交換 その①~
お家で出来る補聴器のお手入れ~耳垢防止フィルターの交換 その②~
結露・湿気による出力低下が原因の場合
湿気や結露で音が聞こえにくくなる場合は何よりもまず乾燥をしてください。
乾燥方法は以下の通りです。
まずは自宅で乾燥
まずは自宅で乾燥してみてください。
乾燥方法は2種類あります。
補聴器用の乾燥剤を使用するか、電気の力で乾燥させる自宅用の乾燥機です。
詳しい内容はこちらをどうぞ
専門店の乾燥機でしっかり乾燥
一番乾燥力が強いのはやはり専門店でのメンテナンスです。
乾燥力の強さはこちらを見ていただくと分かりやすいです。
加えて補聴器の汚れもしっかりと確認いたします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
補聴器が急に聞こえなくなった場合は、以下の原因が考えられます。
- 電池切れが原因
- 汚れが原因
- 湿気・結露が原因
- 故障
体に身につける補聴器ですので定期点検が大切です。
1〜2か月に1度はメンテナンスにぜひお立ち寄りくださいね。
スタッフ一同、お待ちしております。
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当店では他店様でご購入の補聴器も喜んで調整・クリーニングを承ります。
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