難聴について

ご存知ですか?

65歳以上の2人に1人は難聴でお悩みです
難聴を自覚されている方の内、6人に1人しか補聴器などのサポートを利用していません

実はこんなにたくさんの方が聴こえについて悩みや不安を抱えておられます。
しかし、実際に補聴器などのサポートを利用しておられる方はまだまだ少ないのが現状です。

聞こえにくいと感じたら

最近なんだか聞こえにくいと感じたことはありませんか?

ひょっとして補聴器が必要?

その前に自己チェックをしてみましょう。

にぎやかな場所で聞き返すことが多くなった

賑やかな場所での聞き返し

最近テレビの音量が大きいと言われる

テレビの音量が大きい

後方から自動車が近づくのになかなか気づかない

後方の自動車に気づかない

1対1での会話はできても複数人での会話が苦手

複数人での会話が苦手

病院などで名前の呼びかけに気づかない

名前の呼びかけに気づかない

上記で該当することがあれば、聴力の測定をお勧めいたします。
※あくまでも目安です。聴力低下を自覚された場合、まずは最寄りの耳鼻科・専門機関でご相談ください。

難聴の種類

難聴になる原因は、加齢や病気、音の環境、薬の副作用など様々です。また原因となる耳の部位によって難聴の種類や程度が異なります。

難聴は大きく分けて、「伝音性難聴」、「感音性難聴」、「混合性難聴」に分類されます。

外耳または中耳の障害による難聴のこと。
伝音性難聴は内耳が正常なため、内耳に十分な音が伝わりさえすれば、言葉の聞き取りは比較的良いことが特徴。また医療行為によって改善ができる場合もあります。

中耳炎、耳垢栓塞、耳管狭窄など

内耳から大脳に至るまでの経路に障害がある難聴のこと。
感音性難聴は音の分解能に障害があるため、言葉の聞き取りが比較的悪いことが特徴。聴覚補充現象と呼ばれる、音が強くなると急激に大きくなったように感じる現象がある場合など、補聴器の調整を難しくさせます。
老人性難聴もこれに含まれます。

伝音性難聴と感音性難聴の両方が組み合わさっている難聴。

伝音性難聴

耳介、外耳道、鼓膜、中耳にトラブルがあり、そのために引き起こす難聴。

※参考文献 時事メディカル・Medical Note・財団法人テクノエイド協会「補聴器技能者講習会テキスト」・ワイデックス「補聴器販売マニュアル」ほか

伝音性難聴の主なオージオグラム例

伝音性難聴の主なオージオグラム例

ワンポイントアドバイス

上記のオージオグラムでは低音域が低下していることから、低音がしっかり出る補聴器が望ましいですが、機種によっては低音の音量を上げると高音域に音が干渉し、ぼんやりとしてしまうものもあります。また耳だれなどがないかどうかでお勧めする機種が異なってきます。お店でよく相談してください。

伝音性難聴の原因として次のものが挙げられます。

先天性
生まれつきの奇形(耳介奇形、外耳道閉鎖症、中耳奇形)
耳垢栓塞
外耳道に耳垢が溜まって塞がっている状態
急性中耳炎
風邪等で鼻や喉から細菌やウイルスの侵入によって、中耳に急性の炎症が起こる。繰り返し症状が起きると慢性化膿性中耳炎と進行する場合がある
慢性化膿性中耳炎
急性中耳炎が治りきらずに鼓膜穿孔が残り、細菌感染の炎症を繰り返し、慢性化して耳だれを繰り返す中耳炎
滲出性中耳炎
中耳に浸出液が貯留している病気。痛みはないが、難聴や耳閉感が起きる
真珠腫性中耳炎
外耳道の壁や鼓膜に真珠のような白い塊が出来る。伝音性難聴のくくりとしたが、真珠腫が中耳に侵入し耳小骨を破壊し、さらに内耳に進行していく場合もある。(感音性難聴)めまいや顔面神経麻痺・髄膜炎(ずいまくえん)を引き起こす可能性まである
耳管狭窄症
耳が塞がったような症状「耳閉感」がある。中耳と鼻の奥にある耳管によって、中耳内の圧力は周囲の大気圧と同じ圧力に調整されている。しかし何らかの原因により耳管が炎症などで狭くなり通りが悪くなると、中耳の圧力に支障が出る。またそれにより鼓膜の動きにも問題が出る
耳硬化症
アブミ骨底が固定され、動きが制限される(日本人には少ない)

ワンポイントアドバイス

伝音性難聴は耳鼻科での治療で難聴が改善する場合があります。当店に直接お越しいただいたお客様で、伝音性難聴の聴力波形が見受けられる場合は、近隣の耳鼻科をお勧めする場合があります。(認定補聴器技能者規定に準ずる)

感音性難聴

感音性難聴の原因として次のものが挙げられます。

老人性難聴
加齢に伴う聴覚障害。高音漸傾型の(ゆるやかな右下がり)のオージオグラムを示すが、低音域が徐々に低下する場合もある。左右似た聴力パターンになる。聴力低下のみならず、言葉の聞き取り、特に大勢の人の中での聞き取りや早口に対しての困難性が高い

老人性難聴の主なオージオグラム例
感音性難聴の主なオージオグラム例

中毒
薬物による難聴 ストレプトマイシン(現在は稀)、カナマイシン、ゲンタマイシン、アミカシン、ミスプラチン、アスピリンなど

中毒による主なオージオグラム例
感音性難聴の主なオージオグラム例

全身疾患の合併症
高血圧、糖尿病などの血管病変を伴う成人病の合併症として難聴を発症することが高率である。また腎透析の副作用で難聴となる場合もある
音響外傷・急性音響性難聴・ロック難聴
強大な音を浴びたときに、4KHz付近が落ち込む。ロックコンサートやヘッドフォンで強大な音を長時間聴いたことが原因となる。大音量により内耳内の有毛細胞が障害を受け発症する。
このような大きな音を日常的に浴び続けると「騒音性・職業性難聴」となっていく
音響外傷・急性音響性難聴・ロック難聴の主なオージオグラム例
感音性難聴の主なオージオグラム例

ワンポイントアドバイス

上表のように4000Hz中心に低下しており、細かく調整できる補聴器を選ぶ必要があります。また耳栓が合わないと閉塞感(こもり感)が出る場合があるため、お店でよく相談してください。

騒音性難聴・職業性難聴
騒音の多い環境に長時間さらされることにより、内耳の有毛細胞が障害されて起こる。初期の場合は耳鳴りを伴うこともある。鉄砲などの破裂音による音響外傷は片側だけの場合もあるが、両耳に同程度の難聴になる傾向が高い。騒音性難聴でも、例えば鉄工所や製材所といった大きな機械音、動作音に長時間さらされるもの、職業によるものを職業性難聴と呼ぶ
騒音性難聴・職業性難聴の主なオージオグラム例
感音性難聴の主なオージオグラム例
原因不明
突発性難聴 原因は明確になっていないが、内耳のウイルス感染や血行障害、内リンパ液異常、日常のストレスなどとされている。通常、左右いずれか片方のみで、再発はほとんどないとされている。めまいや耳鳴りを伴うこともある
メニエール病 回転性のめまい、耳鳴り、吐き気などがあり、発作を繰り返す。内耳の内リンパ液の調整異常が起きるとされている。原因にストレスも関与する場合もあるとされている

お問い合わせ・来店のご予約は...

0120-59-4133

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当店では他店様でご購入の補聴器も喜んで調整・クリーニングを承ります。
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お待たせしないために、ご来店の前にご都合の良い日時のご予約をお勧めいたします。