こんにちは!豊中補聴器センターの最所です。

 

何だか今年は梅雨入りが早いかも。と聞きますね。

梅雨と言えば湿気ですが「補聴器は乾燥が大事」というのは聞いた事があると思います。

 

「補聴器が壊れてしまう」可能性もそうですが、実は聴こえにも大きく影響するのです。

 

本日は実際の補聴器を用いて、湿気がどれ程影響するのかを説明したいと思います!

 


はじめに

 

まず比較する補聴器を用意します(当店のデモ器です)

この補聴器を長時間、水気のある場所。つまり湿気がたまる場所に保管します。

 

その状態としっかり乾燥した状態で出る音を比べてみたいと思います。

 


しっかり乾燥した状態の音

 

先に乾燥後の音を見てみましょう。

店内の真空乾燥機でしっかりと乾燥した時の音になります。

 

(聴力レベル:50dBフラット / ターゲットゲイン100%/NAL-Ⅱ)

 

この折れ線が補聴器から出ている音になります。

 

上下が音の大きさです。上へいく程音が大きくなります。

左右が音の高さす。左側が低音・右側が高音になります。

 

この調整の補聴器は、低音よりも高音が大きく出るようになっていますね。

 


放置していた状態の音

 

それでは湿気がたまった補聴器の音を見ていきましょう。

 

(聴力レベル:50dBフラット / ターゲットゲイン100%/NAL-Ⅱ)

 

急にガクッと音が落ちていますね。

先程の乾燥した状態と大きく変わっている事が分かると思います。

 


比較

 

先程の2つの音を並べて比べてみましょう。

 

違いを分かりやすくする為、赤線を引いてみました。

こう見ると、一目瞭然ですね。

 

低音域はそこまで違いはありません。

ただ中音域から高音域、特に高音域が大きく落ちてしまっています。

 

高音域は言葉の内容を聞き分けるために必要不可欠な音なので、この状態では十分に効果を発揮できない事になりますね。

 


まとめ

 

以上の事から、乾燥しないまま湿気がたまってしまった補聴器は

 

音は大きく聞こえるけど、言葉がハッキリしない補聴器

 

になりかねない。という事になります。。

 


最後に

 

いかがだったでしょうか?

豊中補聴器センターでは乾燥・クリーニングは時間をかけてメンテナンスさせていただいております。

 

きっとメンテナンス前後で違いを感じてもらえると思いますので、ご来店いつでもお待ちしております!

 

 

この記事を書いた人

最所佑二

最所 佑二

  • 所属:茨木補聴器センター 店長
  • 出身:大阪府(生まれは九州)
  • 経歴:補聴器業界10年勤務
  • 趣味:ゴルフ・筋トレ
  • 大切にしていること:私は皆様の「チャレンジ」を応援しております。「チャレンジ」はやりたい事から初めて補聴器を着ける事まで幅広くございます。ですが、「チャレンジ」は一人では難しい場面があるかもしれません。そんな時、皆様の支えになり、「補聴器のおかげで毎日が楽しい」と言っていただけるよう日々精進しております。
  • 認定補聴器技能者登録番号:第26-5535号

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当店では他店様でご購入の補聴器も喜んで調整・クリーニングを承ります。

また当店はご予約のお客さまを優先させていただいております。
お待たせしないために、ご来店の前にご都合の良い日時のご予約をお勧めいたします。