こんにちは!

豊中補聴器センターのすみたつです。

 

 

今回も補聴器のお話をしていきたいと思います。

 

補聴器をこれから始めようと思っている方や、そのご家族様には不安があると思います。

特によくお聞きするのが、

「補聴器をすると余計に耳が悪くなるのでは?」という疑問です。

確かにメガネでも、かけるとさらに視力が落ちるという話を聞くことがあります。

 

しかしながら結論からお話すると、


補聴器が原因で難聴が進行することはありません。


これは「聴力を測定した上で、調整された補聴器である」ことが前提です。

調整された補聴器であればむしろ早く着けたほうがいいのです。

耳に届く音の情報が少なくなると、言葉をキャッチするための力が低下してしまいます。

 

仮に補聴器をしたことで聴こえにくくなったと感じるとすれば、

聴こえることに慣れ、それが当たり前に変わってきたと捉える方が自然です。

外した時に聴こえにくいと不安になりますが、着ける前はそれが日常だったのです。

 

では、聴力が実際に低下してしまう原因も考えてみましょう。

 


① 聴力に対して音を合わせないまま補聴器を着けた場合


例えば、「他人から補聴器を譲り受け、調整もしないままそれを着ける」というような場合です。

仮にその補聴器が重度難聴用の調整がされていたとして、

軽度難聴の方が着けると音が大きすぎるため、聴力を悪くする原因になってしまいます。

必ず補聴器は専門スタッフに調整してもらいましょう。


② 補聴器以外が原因で聴力低下する場合


補聴器は早く着ける方がいいのは間違いないですが、

他の原因で難聴が進行する場合はあります。

Ⅰ 突発性難聴、メニエール病、中耳炎など、耳の病気で聴力低下する場合

Ⅱ 年齢とともに自然に聴力低下する場合

などです。

この場合は防ぐことは難しいですが、耳の病気の場合は早めの耳鼻科受診をお勧めします。

 


まとめ


いかがでしたでしょうか?

基本的には補聴器を着けて難聴の進行を招くことはなく、むしろ早期装用が望ましいのです。

ただし、必ず補聴器を着ける前は専門家にみてもらい、

ご自身に合った聴こえ方に調整をして装用するようにして下さい。

きちんと調整すれば、より生活を豊かにし助けになってくれます。

豊中補聴器センターでは、お一人お一人の聴こえ方や生活環境を考慮して補聴器調整を行っていきます。

快適補聴器で楽しい生活にしていきましょう!