耳掃除の正しい方法、聞こえにくいのは耳垢が原因?
突然ですが皆様はご自身の耳をどのように掃除されているでしょうか?
自分自身で掃除をしますか?家族に掃除を任せていますか?
使用している道具は耳かき?それとも綿棒?色んな方法で耳掃除をされていると思います。
そんな耳の掃除ですが、実は日本人の大半は耳の掃除をしなくていいのはご存知でしょうか?
今回は耳垢の掃除についてご説明いたします。
目次
耳垢の役割
そもそも耳垢はなぜ分泌されるのでしょうか?
耳垢の役割は主に3つあります。
- ゴミなどの侵入防御
- 外耳道と鼓膜の保護・潤滑
- 感染防御
この3つが耳垢の重要な役割になります。
しかし、耳垢が耳の中に溜まり過ぎると不快感や臭いがする場合があります。
自分の耳垢の状態を知る
耳垢の状態は大きく分けて2種類しかありません。
「乾燥している耳垢」か「湿っている耳垢」の2種類です。
日本人の耳垢(あか)は、70~80%の人が乾燥タイプの耳垢であると言われています。
あなたの耳垢は乾燥タイプでしょうか?それとも湿潤タイプでしょうか?ぜひ確認してみてください。
通常、耳垢の掃除はしなくてもよい
実は日本人のほとんどが耳の掃除をしなくてもよいのはご存知でしょうか?
それは乾燥タイプの耳垢の方々です。
乾燥タイプの方は就寝中や運動時に耳垢が外部に排出されます。
その為、耳の掃除をしなくても問題ありません。
耳鼻咽喉科学会でこのような実験結果が挙げられていました。
実験動画にも流れているように、耳の中で生成された耳垢は時間をかけて外に排出します。
そのため乾燥している耳垢であれば、お掃除はそこまで必要ありません。
無理な耳掃除はかえって耳垢が耳の中に残ってしまい溜まりやすくなります。
正しい耳の掃除
先ほどお話した耳垢の役割や耳垢が外に排出されることから耳掃除が必要になることはほとんどありません。
もし、耳の掃除をする場合はお風呂や洗顔後に余分な水分と外耳に付着した耳垢をタオルで拭き取るのみで大丈夫です。
それが耳の掃除の正しい方法です。
耳垢が溜まる場合もある
人の耳は一人一人異なります。そのため、耳垢が溜まりやすい形状の方もいます。
また、湿潤タイプの耳垢の方も溜まりやすい傾向にあります。
耳垢が溜まると音が聞こえない状態になることも
耳垢が溜まりすぎると以下のような症状になる可能性があります。
- 耳が聞こえにくい
- 耳が詰まっているか、耳鳴りがする
- 耳の痛み
- 耳から出る臭い
- めまい
などが挙げられます。
では耳垢が溜まり過ぎた方はどのように対処すればいいでしょうか?
耳の専門家に相談
溜まり過ぎた耳垢は皮膚や鼓膜に張り付いて無理に取ると耳の中を傷つけてしまう可能性があります。
医師の診察を受けるのが一番安全です。
耳垢と補聴器
耳垢が溜まると補聴器の効果を半減させてしまいます。
また、補聴器にも耳垢が付着し音が出なくなることもあります。
そのため補聴器装用者とって、補聴器を清潔に保つための定期的なメンテナンスは非常に大切です。
ヒヤリングアートでは他店の補聴器もメンテナンスいたしますのでぜひお持ちください。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は耳の掃除について解説いたしました。
もし耳垢をしっかりと除去したい、耳の中の耳垢を確認したい方は
耳鼻科に相談されるとよいと思われます。
耳鼻科で耳の中をきれいにした後は聴こえの相談を高槻補聴器センターにご相談下さい。
お問い合わせ・来店のご予約はお近くの店舗までお電話を
補聴器をご検討の方・補聴器でお悩みの方、どうぞ安心してお任せください。
当店では他店様でご購入の補聴器も喜んで調整・クリーニングを承ります。
また当店はご予約のお客さまを優先させていただいております。
お待たせしないために、ご来店の前にご都合の良い日時のご予約をお勧めいたします。