補聴器の調整の大切さをプロの目線でわかりやすく解説します!
こんにちは!
高槻補聴器センター店長の住吉です。
補聴器は調整が必要なものという話は聞いたことあっても、
「なんで調整なんてするの?時間かかりそう」
「調整ってどういうこと?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか?
今回は補聴器のプロの私が初心者の方にもとことんわかりやすく調整について解説します。
それではまいりましょう!
目次
補聴器は調整(フィッティング)が最も大切
調整はお店の人なら誰でもできるの?自分でもできる?
補聴器の調整は大変繊細で、一朝一夕で身につけられるものではありません。
メーカー毎の音のクセを把握し、お客様の聴力はもちろんのこと、使用環境も考慮して適切な音量・音質に合わせる必要があります。
必ず専門のスタッフに調整をしてもらうことをおすすめします。
認定補聴器技能者という資格を持っているスタッフなら尚良いでしょう。
ヒヤリングアートでは全社員が資格所有者で調整のプロフェッショナルです。お客様とのコミュニケーションを大切にし、納得するまでとことん調整させていただきます。
補聴器の調整はどんなことをするの?
一人ひとりの聴力と感じ方や環境に合わせた音の調整
お客様の聴力を測定し、その聴力に合った音質に補聴器を合わせます。
高い音が聞き取りにくくなっている場合、低い音が聞きにくい場合など、人により聞こえ方はさまざまです。
単純にマニュアル通り合わすのではなく、人により感じ方も違うので調整も変える必要があります。
音の調整はもちろん、機能を駆使して合わせることも重要です。
周りの騒音をどのくらい下げるか、声を拾う範囲をどのくらいに変えるかなど、機能を使った調整も行います。
フィット感を考えた耳の形状の調整
補聴器は耳に装着するもの。
耳穴に入る耳栓が自身の耳の形状に合っていないと、「耳が痛い」「耳栓が耳から抜ける」「ピーピー鳴る」「聞こえにくい」など、いろんな不快な要素が出てきます。
私たち補聴器専門店では、補聴器の音質のみでなく、耳栓のフィット感も専用の機材を用いて調整します。
そして音孔と呼ばれる補聴器の音の出口が鼓膜に対して真っすぐに向いていないと耳の中で音が反響してしまいます。
ヒヤリングアートでは、この耳栓の微妙な接触間を加工します。
調整にかかる費用はいくら?毎回かかるの?
お店によって異なりますが、ヒヤリングアートグループでは調整・クリーニングなどのアフターサービスに対してお代はいただいておりません。(部品交換・修理などを除く)
補聴器を購入すること自体高価な買い物です。
少しでも長く快適に使っていただきたいという思いで基本的には技術料は毎回いただいておりません。
他店で買った補聴器でも、近所のお店で調整できるの?
ご使用メーカーの取扱店であれば基本的には他店で購入した補聴器であっても調整できます。
※取り扱いのないメーカーや、調整ソフトが非対応であれば不可
しかし、補聴器の調整は繰り返し行うことで理想に近づいていきます。
調整の流れが途中で変わってしまうと理想から離れてしまう可能性があります。
故に、他店の補聴器の調整をお願いする際は、しばらく通って調整することをおすすめします。
なるべく同じ担当者が良いでしょう。
スマホで調整できる補聴器なら、何回もお店に行かなくて済むの?
最近はスマホアプリを使って、音量や音質の調整ができる機種があります。
しかし、だからといってお店に行かなくても良いわけではありません。
スマホでできる調整は前述したようなものではなく、あくまでも簡易的なもので細かくできるわけではありません。
お店である程度自分好みの音に調整ができてから、場所によってアプリで微調整するのおすすめです。
どれくらいの頻度で調整するかは、各社のスタイルによって変わります
決まった回数というのはありませんが、補聴器の経験によって調整の流れが異なります。
初めて補聴器を装用する場合
補聴器をお渡しし、最初は1週間毎にご来店いただき調整を重ねていきます。
始めは慣れるための小さな音からスタートし、徐々に適切な音量に変えていきます。
早い方は1ヵ月、ゆっくりペースで2~3か月でご自分に合った調整が完成します。
補聴器を使い始めた後の調整頻度
基本的には1ヵ月~2か月に1度ご来店いただき補聴器のメンテナンスを行います。
その際に、「最近聞こえに変化はないか」などお客様にお伺いし、聞こえにくさを感じていれば調整をします。また、「〇月△日にコンサートがあるからその為に調整してほしい」など一時的な調整をご依頼いただくことも少なくありません。
しばらく聴力を測定していなければ、聴力測定した上で合わせ直すこともあります。
ヒヤリングアートでは定期的なメンテナンス、聴力測定をおすすめしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では補聴器にとって最も大切な調整について詳しく解説しました。
補聴器は「買ったらおしまい」ではなく、継続して調整していくことが大切です。
ヒヤリングアート(聴こえの芸術)という社名の通り、当社ではただ「聴こえる」のではなく、「きれいに聴こえる」ことを目標に調整します。専門店ならではの調整をぜひご体感ください。
お問い合わせ・来店のご予約はお近くの店舗までお電話を
補聴器をご検討の方・補聴器でお悩みの方、どうぞ安心してお任せください。
当店では他店様でご購入の補聴器も喜んで調整・クリーニングを承ります。
また当店はご予約のお客さまを優先させていただいております。
お待たせしないために、ご来店の前にご都合の良い日時のご予約をお勧めいたします。