耳の掃除で気をつけること
こんにちは言語聴覚士の森澤です。
前回、こちらの記事をあげさせていただきました
この記事では耳掃除はあまりいらないとお話していましたが、
耳の中をどうしても掃除しないと落ち着かないという方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は耳掃除をする場合に知ってほしいことを話していこうと思います。
耳の掃除の前に確認すること
1、耳垢の量
耳垢は体の老廃物です。そのため耳垢があることは正常だということです。
ですので、耳垢で耳の中を蓋をして音が聴こえにくくならなければ掃除はしなくてもいいです。
2.耳垢で耳の中を蓋している状態(耳垢栓塞)
耳垢栓塞になると
聴力の低下、声や音がこもって聴こえる、耳鳴りが起きやすいなどの症状があります。
3.耳鼻科を受診
耳の聞こえの変化、こもり感、耳の痛みがある場合は、中耳炎や鼓膜穿孔、耳垢栓塞など
多くの症状が考えられますので治療のために耳鼻科医に相談してください。
耳掃除を行うときに注意すること
1. 耳掃除のやりすぎ
耳の掃除をやりすぎると耳の中の皮膚が炎症(赤く腫れる)や感染症を引き起こしやすくなります。
2. 奥まで掃除をしない
掃除をすることで耳垢が奥に入り込んでしまって耳垢で耳の中を蓋しています可能性もあります。
耳垢は耳の入口付近をふき取るぐらい最適だと思います。
3,耳掃除は専用の道具で
ヘアピンやペーパークリップなどの先端が細かい物を使用して耳掃除をしないでください
耳を傷つける可能性があります。鼓膜に傷ができたり、さらには破れたりもします。
いかがでしょうか?
この点を気を付ければ傷や耳垢の溜まりは起きにくいと思われます。
もし、耳垢をしっかりと除去したい、耳の中の耳垢を確認したい方は
耳鼻科に相談されるとよいと思われます。
耳鼻科で耳の中をきれいにした後は聴こえの相談を高槻補聴器センターにご相談下さい。