こんにちは、

高槻補聴器センターの森澤です。

 

突然ですが皆さん、音が「聞こえる」方と全く音が「聞こえない」方の違いはご存知でしょうか?

最も大きく違うのは、相手の感情を読み取ることができるかどうかです。

相手の声の大きさや抑揚などで感情を読み取り、

咳払いや周りの音で静寂や喧噪、緊張を読み取るといわれています。

多くの乳児が集まっているときに一人の赤ちゃんが泣きだすと

それにつられて次々と泣き出すのは赤ちゃんが音の「聞こえる世界」にいるからです。

ちなみに聴覚障害を持つ赤ちゃんは反応しないそうです。

 

 

そのため「聞こえない」方にとって相手の感情や周りの雰囲気を掴むのは聞こえにくいほど難しくなります。

 

ですが、補聴器を着け始めると徐々に周りの音や会話が聞こえるようになって、

相手の感情や周囲の雰囲気が分かりやすくなり笑顔が増えてきます。

「聞こえない」世界に足を踏みかけている方は、

ぜひ補聴器を着けてもう一度「聞こえる」世界で過ごしてみませんか?

 

 

-参考図書-

言語発達障害学 第2版(標準言語聴覚障害学) [全集叢書] 藤田 郁代(著)