聴覚機能低下がどのくらい認知症に影響を与えるのか!
「聞こえが低下すると認知症になりやすい?」
聴覚機能低下と認知症については以前から研究がされていますが
どのように関係してどのくらいの影響を受けているのか先日の国際シンポジュウムで話されていました。
目次
認知症のコミュニケーション障害
認知症発症の危険因子
- 難聴と認知機能低下・認知症
- 補聴器使用による認知機能低下予防
補聴器を使用することで記憶の低下が穏やかになることが分かっている。
- 認知症者の8~9割に何らかのコミュニケーション障害がみられる。
- 中でも聴覚障害の罹患率は7~9割と高い。
聴覚機能低下が与えることは
- 聴覚障害はコミュニケーション過程の出発点である。
- 刺激入力段階の障害であり、日常生活への影響も大きい。
- 会話が聞こえないため、介護・看護・リハ場面のやりとりに困難が生じるのみならず、環境音も含めて全ての聴覚刺激が入力されず周囲に対する関心も弱まる。
進行と結果について
- 進行が緩徐であり、家族や介護者に気づかれにくい。
- 結果として、認知機能の低下が進行・増悪しリハや介護にさらに支障をきたす。
- 聴覚障害を伴う認知症者への適切なコミュニケーション法を検討し、家族や介護者に示す意義は大きい。
認知症における聴覚障害
- 認知症における補聴器使用
- 難聴+認知症における口形提示
了解度検査の正解は口形提示の方が勝る。
認知症における口形提示の効果
聴覚機能の低下が重症ほど効果が高くなる。
- 認知症に対する口形提示⇨残存能力の一つである音韻系の機能を活用。
- 補聴器使用で聞き取りの改善⇨言語的コミュニケーションの改善。
まとめ
聴覚機能低下を改善することは、認知症発症の危険因子を無くす方向へと進める。
補聴器使用による言語的コミュニケーション改善は注目すべき点である。
認知症またはその予備軍は高齢者の約4人に1人と深刻です。脳への刺激が減少すると精神活動が抑えれてる。
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