こんにちは、池田補聴器専門店の「こいはん」です。

 

お客様からよく聞かれる話で今回は

「補聴器専門店」と「それ以外で販売している」補聴器の違いについて

ご説明したいと思います。

 

まず最初に、補聴器本体自体はどちらで購入しても全く同じです。

違いは「一人一人に合った補聴器選択を提案し、その機能をどれだけ活用して快適な生活を送れるか」です。

 

「補聴器専門店の場合」

①熟練した資格を持った技能者がいる

小切間店長 中田副店長

補聴器は医療機器ですので販売には許認可が必要です。
また、お客様の聴力に合わせて補聴器を調整・設定したり、
耳の穴の型に合わせたり、使用方法や装着方法などを指導したりしますので、
「認定補聴器技能者」という資格があります。
(当店は2名常駐しており、調整や耳型採取は必ず技能者が行います)

物品自体は販売できても、補聴器を合わせる技術(フィッティング)は
資格を持つ熟練した経験あるスタッフの方が安心できます。

専門店以外になると、全ての店舗で当てはまるわけではありませんが、
熟練したスタッフが常駐していない場合があり、
すぐに問題が解決せず年に数回ある「補聴器相談会」などのイベント時しか対応できない場合などがあります。
また、調整件数も専門店と比較した場合にやはり差が出てくることが多いです。

その代わりに値段が格安だったり、特定メーカーの有料短期レンタル制度や
月額定額会員制を設けたりしているお店があります。

当店では耳掛けのタイプだけでなく、オーダーメイドタイプの補聴器でも実際に作成してから
じっくり自宅でお試し頂き、定期的に通ってもらいながら調整や使い方をご説明し、
ご納得いくまで無料で何度もサポートしてからご購入頂いております。

 

②数多くのメーカーを取り扱いしている

一般的には大体2~3メーカーの取り扱いが多いですが、
専門店となると少なくとも5メーカー以上(メーカーの直営店は別ですが)
取り揃えているところが多いです。
池田補聴器専門店では13社のメーカーを取り扱いしております。

文字通り補聴器の専門店ですから、数ある補聴器の中から、
価格、性能、デザインなど豊富な品揃えの中から
あなたにあった補聴器を見つけることができます。

また、カタログだけではわからないことがわかります。
同一価格でも各メーカーによって音の特徴や機能が異なります。
(低い音を出すのが得意なメーカーや高い音が得意なメーカーや、シャープな音かソフトな音かなど)

例えば万が一、お客様が求める音色と異なる補聴器を選ぶと、
何回調整しても上手く聴こえない補聴器になってしまいます

そういったことが無いよう、池田補聴器専門店では数多くの補聴器メーカーを取り揃え、
予算や好みに合った補聴器をご提案しております。

 

③設備・体制が常に整っていること

 

「池田補聴器専門店」独自の強みになるかもしれませんが、
広々としたエアコン付きの快適な防音室で
お客様と一緒に入って聴力測定をしていますので安心感が違います。
また、大型の防湿保管庫で補聴器を管理し、音響設備など万全に整えています。

楽器やマイクの試聴などもできますし、近隣の耳鼻科医とも定期的に連絡をとっています。
他にもオーダーメイド補聴器の形が合わない時に店舗内で形を整える設備や
補助器具(振動式腕時計)なども取り扱いしています。

生活保護の方や聴覚の障害者手帳をお持ちの方に対しての公的補助金申請もできるよう、
近隣の各市町村の障がい福祉課と連携いたしております。

 

④正しい使い方をゆっくりとわかるまで丁寧に教えます

間違った使い方をすると、せっかく買った補聴器も音が聞こえるだけで会話がわからないとか、
すぐに壊れてしまったりします。

車と同じように専門家がしっかり定期的にメンテナンスしないと性能が落ちて聞こえづらくなったりします。

当店では調子が良くても、1~2か月に1度の定期メンテナンスをお勧め致しております。

補聴器の調整には、豊富な知識と確かな技術、そしてたくさんの「経験」が必要です。

 

⑤なぜ専門店以外で補聴器を取り扱ってるの?

もともと、補聴器専門店がまだ一般的でなかった時代に
メーカーが補聴器を普及させようと眼鏡店に置いたと言われています。

耳を測って補聴器を調整して合わせるというスタイルが、
目を測って眼鏡を調整して合わせるスタイルに似ていることと、
老眼鏡などの使用者と補聴器を必要としている高齢者の年齢層も近いなどのことから
ターゲット層が近いということで導入が進んだようです。

今では、補聴器専門店はもちろん眼鏡店・家電量販店・通信販売など
最近は様々な場所で販売されるようになりました。

導入当初は販売だけで済んだのかもしれません。
しかし、現在の補聴器はより高性能化して調整や設定、耳の形に合わせたり、
形状も沢山ありますので、かなりの知識と技術が必要になります。
形が合わないだけでも聴こえに大きく影響されますのでやはり、格差が出てくるかと思います。

 

<まとめ>

補聴器はいくらのものを購入したかとか、何を購入したかよりも
もっと大切なのは「どこで」「自分に合ったもの」を購入したかが重要です。

現在の補聴器は、調整や設定をするために補聴器をパソコンで操作していきます。

たくさんの機能を組み合わせて効果を出したり、
パソコン画面の細かな調整箇所を駆使してあなたのお好みの音環境に調整していきます。

豊富な知識や経験がなければ、どこをどう調整するかもわからず、
確かな技術がなければ調整しすぎてしまってかえっておかしくなることさえあります。

 

私と店長共に、認定補聴器技能者の資格を持ち、いろんな症例を診てきた補聴器のプロです。

池田補聴器専門店では、これからも技術を今まで以上に研鑽しながら
しっかりとお客様に合った補聴器をご提案し、
楽しく、快適な生活を送れるよう頑張ってまいります。