補聴器最新モデルを聞き比べてみました!音質の徹底レビューVol.3
こんにちは!
豊中補聴器センターの森です。
第1回、第2回に引き続き
「補聴器最新モデルを聞き比べてみました!音質の徹底レビュー」
第3回目は「補聴器を着けてテレビを見る」の聞き心地をレポートいたします。
(第1回の記事はこちら)
(第2回の記事はこちら)
※2022年3月11日更新:「音質の徹底レビューVol.4」はこちら
まずは前回までのおさらいです
目次
3つのメーカーから最新機種を聞き比べ
今回は「スターキー」「オーティコン」「フォナック」の3メーカーの最新型耳かけ補聴器を比較しました。
それぞれの特徴についてはメーカーHPをご参照ください。
スターキー「LivioAI」
オーティコン「モア」
フォナック「オーデオパラダイス」
比較前の準備
設定聴力を30dBに統一して比較
まずは同じ条件で比較するために、聴力を少し軽い難聴程度の「30dB」に統一して調整します。
ワタクシ森は聴力低下ありませんので、あまり大きめの音で設定すると不快感の方が強くなることを避けました。
耳栓は全てオープンタイプ
次に耳栓は3機種とも、軽度難聴者向けの「オープンタイプ」を選定しました。
耳栓の種類で聞き心地や音量がかなり変わりますので、こちらもサイズと形状を統一します。
お待たせいたしました
それではレポートにまいりましょう!
※こちらのレビューについては、あくまで森が試聴した主観に基づくものであり、全ての難聴者にあてはあるものではないことをご理解くださいませ
VOL.3:補聴器を着けてテレビを聞いてみた感想
スターキー「リビオAI」:高い明瞭感、セリフ一つ一つがくっきり
テレビに関しては今回試聴した3メーカーの中で最もハッキリしていると感じました。
もちろん他の2機種もテレビの音を増幅して聞かせているのですが、リビオはかなり違いが分かります。
しっかり増幅され明瞭さもプラスされて内容が分かりやすく聞こえました。
高音が割としっかり耳に入りがちなので、高い音が苦手な方は微調整が必要そうです。
オーティコン「モア」:しっかりした音量感と豊かな低音を実感
モアでテレビを聞くと、「音量が大きくなった」という印象を受けました。
「補聴器付けてるのだから当たり前じゃないか」と思われるかもしれませんが、会話と違って補聴器はスピーカーで出力された音を増幅して聞かせるのは意外と得意ではないのです。
低中音が心地よく響きますので、映画や音楽などを楽しみやすそうな印象を受けました。
リビオ程のクッキリ感を得るには、高音域の調整が必要になるかもしれません。
フォナック「オーデオパラダイス」:明瞭に聞こえるが音質は最も自然
最後に試聴したのがオーデオパラダイスですが、聞き心地はちょうどスターキーとオーティコンの中間といった印象でした。
高音域の明瞭感は感じますがスターキーほどではなく、高い音が苦手な方にとっては心地よく聞こえそうだなと思いました。低音の響きも大きくなるというよりは自然な音色です。
とても自然に聞こえるため、試聴中外して生の耳での聞こえを確認する事がありました。
分かりやすく強調されている音質ではないのでメリハリは感じにくいですが、その分「楽に聞こえる」と感じました。
まとめ
全3回にわたり、最新機種の聞き比べをレポートいたしました。
大事な事を言い忘れておりましたが、もちろんお客様も店内で比較試聴できますしお貸出しも行っております!
「自分に合ったピッタリの補聴器を見つける」上で試聴は欠かせません。
ぜひお気軽にご相談下さいませ
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補聴器をご検討の方・補聴器でお悩みの方、どうぞ安心してお任せください。
当店では他店様でご購入の補聴器も喜んで調整・クリーニングを承ります。
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