冬場の補聴器電池について
こんにちは!豊中補聴器センターの最所です。
今年もあと一か月となりました。この間まで夏だったような気がして、1年が本当に早く感じます。
さて今回は「冬場の補聴器電池」についてです。実は冬場になると、補聴器の電池が早く無くなったりする事があります。
それは補聴器の電池が「補聴器用空気亜鉛電池」といい、空気中の酸素を取り込んで電気を起こすため、一般の乾電池とはまったく異なるのが理由です。そして苦手なものが3つあり
「低温」・「乾燥」・「二酸化炭素」 です。
補聴器用の電池は、稼働に適度な温度が必要であり、内部の電気を起こす電解液は乾燥に弱いです。そして空気中の二酸化炭素が多いと、電池の性能自体を劣化させてしまいます。
「気温が低く、乾燥している」というのは冬場の特徴ですね。そして二酸化炭素は、石油ストーブなどの暖房器具を使用すると、発生します。
ですので
新しい電池を使用する場合、少し体温で暖めてから使用し、暖房器具を使用している場合は適度に換気・加湿を行いましょう。
電池を保管する場合も、なるべく常温・適度な湿度・低二酸化炭素の場所を選んでもらえればOKですね!
「
外出する時は、予備の電池も持っていると安心ですね。
寒い季節も快適な補聴器ライフを送りましょう!